09089020110【090-8902-0110】 から掛かってくる、
警視庁 や全国の県警を名乗る電話で、
「あなた名義のキャッシュカードが犯罪に
使用されています」
「捜査協力が必要なため、美雲証明証を
持って出頭してください」
などと告げられ、最終的に金銭や
キャッシュカード情報を要求される
極めて悪質な詐欺電話について、
詳しく解説します。
09089020110からの電話は詐欺と断言できる理由
09089020110【090-8902-0110】からの電話は、
実在する警察機関を名乗り、
被害者を強い不安状態に陥らせたうえで
金銭をだまし取ることを目的とした
典型的な警察装い詐欺です。
犯人は、
「警視庁捜査二課」
「県警本部の特別捜査班」
など、もっともらしい部署名を使い、
本物の警察官であるかのように
会話を進めてきます。
しかし、
警察が一般人に対して電話一本で
捜査協力を要請したり、
身分証を持って出頭するよう
指示することは一切ありません。
この時点で、
詐欺電話である可能性は
極めて高いと判断できます。
詐欺電話で語られる典型的な内容
この番号からの電話では、
次のような言葉が使われるケースが
多く報告されています。
- 「あなたのキャッシュカードが犯罪に使われています」
- 「複数の被害届が出ており重大事件です」
- 「捜査協力として美雲証明証を持参してください」
- 「事件性が高いため口外しないでください」
- 「確認のため口座情報を教えてください」
これらはすべて、
過去の特殊詐欺事件でも
繰り返し使われてきた
定番の詐欺フレーズです。
特に、
「今すぐ対応しないと逮捕状が出る」
といった言葉は、
被害者の冷静な判断を
奪うための脅し文句です。
なぜ美雲証明証という言葉が使われるのか
詐欺電話で頻繁に出てくる
「美雲証明証」という言葉は、
実在する正式な公的書類ではありません。
聞き慣れない名称を使うことで、
被害者に
「警察特有の専門用語」
だと思わせる狙いがあります。
実際の警察が使用するのは、
運転免許証やマイナンバーカードなど、
誰もが知っている正式名称のみです。
意味不明な証明書名が出てきた時点で、
詐欺を強く疑うべきです。
電話で絶対にしてはいけない行動
この詐欺は、
会話を続けるほど被害に
近づいていく構造になっています。
次の行動は、
絶対に取らないでください。
- キャッシュカード番号や暗証番号を伝える
- 住所や生年月日を詳しく答える
- 指定された場所に出頭しようとする
- 現金の準備や振込指示に従う
犯人は、
「これは捜査です」
「警察が責任を持ちます」
などと安心させてきますが、
すべて嘘です。
実際の警察が電話でしないこと
本物の警察であれば、
次のような行為は絶対に行いません。
- 電話で金銭を要求すること
- 暗証番号を聞き出すこと
- キャッシュカードを預かること
- 秘密にするよう指示すること
これらが一つでも当てはまれば、
詐欺と判断して問題ありません。
電話に出てしまった場合の正しい対処法
誤って電話に出てしまっても、
被害を防ぐことは可能です。
- 会話の途中でもすぐに電話を切る
- 相手の指示には一切従わない
- 自分で警察署の代表番号に確認する
- 家族や信頼できる人に相談する
電話を切る行為は、
無礼でも失礼でもありません。
身を守るために
最も正しい選択です。
詐欺グループが狙う人物像
この種の詐欺は、
特定の年齢層だけでなく、
幅広い人が狙われています。
- 警察の言葉を疑いにくい人
- 一人で判断しがちな人
- 突然の出来事に弱い人
- 自分は大丈夫と思っている人
誰でも被害者になり得るため、
日頃から知識を持つことが重要です。
被害に遭ってしまった場合の緊急対応
万が一、
金銭を渡してしまった場合や、
カード情報を伝えてしまった場合は、
一刻も早く行動してください。
- 金融機関に連絡して口座を停止する
- 最寄りの警察署に被害届を出す
- 家族や周囲に状況を共有する
- 身分証の再発行手続きを行う
初動対応の早さが、
被害拡大を防ぐ鍵になります。
相談先と通報の重要性
不審な電話を受けた場合は、
必ず公的窓口へ相談してください。
- 最寄りの警察署や交番
- 警察相談専用窓口
- 家族や地域の相談窓口
電話番号や会話内容を
できるだけ正確に伝えることで、
被害防止にも繋がります。
まとめ:09089020110は警察を装う極めて危険な詐欺電話
09089020110【090-8902-0110】からの電話は、
警視庁や全国の県警を名乗り、
キャッシュカード犯罪を理由に
不安を煽ったうえで、
金銭や個人情報を狙う
極めて悪質な詐欺電話です。
本物の警察とは
一切関係ありません。
少しでも不寚だと感じたら、
即座に電話を切り、
必ず公式な窓口で
事実確認を行ってください。
冷静な判断が、
あなた自身と大切な財産を
守る最大の防御策です。

