最近「ご確認事項がございます」と記載された詐欺メール(SMS)の発信が増えています。
ここでは、メールを受け取った人の中から詐欺被害が出ないよう、注意喚起として詐欺メールの文面内容と不審な点の見分け方について情報をお伝えしていきます。
詐欺メール「ご確認事項がございます」の内容は?
まずは、問題の詐欺メール「ご確認事項がございます」の内容をご紹介します。
文面は、担当者の名称が異なる複数のパターンがあります。
現在、以下の2種類を確認しておりますが、今後新しいパターンが確認できた際には随時追加していく予定です。
パターンその1
ご確認事項がございます。
本日中に担当者福西までご連絡ください。
050-6867-●●●●
パターンその2
ご確認事項がございます。
本日中に担当者北川までご連絡ください。
050-6867-●●●●
ちなみに、最後に記載されている電話番号は、6867以外の並びでも発信されている可能性がありますので、電話番号の並びが違う場合も注意が必要です。
不審な点を見抜く方法は?
今回の「ご確認事項がございます」と同様のメールを受け取った際、不審な点を見抜く方法は非常に簡単。
メールの文面に以下の項目が該当しないか、チェックすればOKです。
- 会社名の記載が無い
- 「何の」確認事項か具体的な記載がない
- 本日中とは「何月何日か」記載がない
- 窓口の営業時間の記載がない
会社名の記載がない
今回の「ご確認事項がございます」の文面には、どこから発信されているのか会社名の記載がありません。
担当者の名前が書いてありますが、一体どこの会社の人間なのでしょう?
会社名を記載しないでコンタクトしてくる時点で、まともに取り合う必要のないメールであると判断することができます。
「何の」確認事項か具体的な記載がない
ご確認事項と書かれていますが、一体「何の」確認事項があるのでしょう?
何の確認事項なのか具体的な記載がないのは、不特定多数に送信されている詐欺メールの代表的な特徴となりますので、この項目に当てはまった時点で無視してOKです。
本日中とは「何月何日か」記載がない
「本日中に担当者●●までご連絡ください」といっても、本日とは何月何日のことでしょう?
具体的な日付の記載が無いメールを送り付けるのは、フィッシングや架空請求でよく使われる手口となります。
この項目に当てはまるメールは、不審なメールですので絶対に連絡しないようにしましょう。
窓口の営業時間の記載がない
まともな会社であれば、折り返しに指定されている連絡先のところに、何時から何時までの間で対応可能かといった「窓口の営業時間」を顧客に必ず通知します。
不審なメールでは、窓口の営業時間の記載は一切なく、単に連絡先の電話番号が記載されているだけの状態になっています。
さらに言うと、折り返しの連絡先がフリーダイヤルではなく、050など発信者に通話料金の負担がかかる電話番号を指定してくることが多いです。
これに該当するメール・SMSは、詐欺である可能性が非常に高いです。
折り返しせず無視してください。
ご確認事項がございます詐欺メール まとめ
「ご確認事項がございます」という詐欺メールは、不特定多数の人に向けて発信されています。
あなたの携帯電話やスマートフォンにも、同様のメールが届くことがあるかも知れません。
もし着信した場合は、今回ご紹介した文面内容の事例やパターン、不審な点の見抜き方に沿って内容をチェックしてみてください。
フィッシングや架空請求詐欺から身を守るための知識として、お役立てくださると嬉しいです。