今日は食欲を掻きたてる野菜たっぷりの回鍋肉が食べたくなったので、ちょっと本格的な回鍋肉を作ってみましたよ~。そのレシピをご紹介♪
ホイコーローは母の味!
中華料理店や定食屋さんの定番メニュー回鍋肉は、麻婆豆腐・担担麺と並んで日本でも有名な三大四川料理の1つ。甘辛の味噌がお肉や野菜と絡み合って、ご飯との相性も抜群ですよね。本場・四川省では「お袋の味」でお馴染みのメニューで、各家庭ごとにオリジナリティーが加えられ、風味が若干異なるそうです。
本場の回鍋肉は味が違うってホント!?
実は、日本で食べられている回鍋肉と本場四川の回鍋肉では、使用されている食材も見た目も味わいも大きく異なり、皮付きの豚肉を茹でるもしくは蒸した後に蒜苗と共に炒め、豆瓣醤や甜麺醤などの調味料を加えて炒める「非常に辛味の強い料理」となっています。日本の回鍋肉が甘辛い理由は、四川省出身の中華料理人である陳健民氏が日本人の味覚に合うようにと、使用する食材を蒜苗からキャベツへ変更し、さらに甜麺醤を多めに使用するなど改良を加えてくれたからだそうですよ。
中華料理店みたいな回鍋肉レシピ
回鍋肉は自宅で作ると意外と難しく、ついついスーパーやデパートのお総菜コーナーで出来合のものを購入しちゃうという方も大勢いらっしゃるかと思います。
そこで、今回は料理が苦手な方でも安心して作れる野菜たっぷりの甘辛回鍋肉のレシピをご紹介します。
[ip5_box size=”box–large” title=”材料 (4人分)” title_size=”” width=””]
・薄切り豚バラ肉 200g
・キャベツ 250g
・ピーマン 8切れ
・黄と赤パプリカ それぞれ8切れずつ
・長ネギ 1/3本
【味付け調味料】
・みじん切りしたニンニク 小さじ1/3杯
・トーチ 小さじ1/3杯
・豆板醤 大さじ1杯
・お酒もしくは紹興酒 大さじ1杯
・醤油 大さじ1杯強
・甜麺醤 大さじ2杯
・水溶き片栗粉(片栗粉1:水2) 適量
・炒め油 大さじ1杯
[/ip5_box]
[ip5_box size=”box–large” title=”手順” title_size=”” width=””]
【下準備】
1.鍋でお湯を沸かします。
2.薄切り豚バラ肉を3cm幅でカットします。
3.長ネギは斜め切りにしておきましょう。
4.その他の野菜は全て薄切りにし、沸かしておいたお湯に塩を加えて塩茹でしておきます。
【回鍋肉作り】
1.ニンニクをみじん切りにします。
2.中華鍋に炒め油大さじ1杯入れ、薄切り豚バラ肉をしっかり炒めます。
3.2へニンニク・トーチ・豆板醤を加えて炒め、香りを出させます。
4.3へ長ネギ・塩茹でした野菜を加え、炒めます。
5.4へお酒を入れ、全体が良く混ざるように炒めましょう。
6.甜麺醤と醤油を加えながら、しっかり炒め、仕上げになべ底に溜まっている汁ソースに水溶き片栗粉を加えて、まとめたら食材と絡めて完成です。
[/ip5_box]
回鍋肉を上手に作るワンポイントアドバイス
中華料理といえば、強火で一気に仕上げるイメージがありますが、最も大切なのは作り方です。野菜を塩茹ですることで炒めた際に火の通りが早くなりますし、鮮やかに仕上げることができます。塩茹でする際は、1.5リットルのお湯に対し、食塩2つまみがポイント。薄切り豚バラ肉の臭いを消すため、肉をしっかり炒めてから茹でておいた野菜を加えて炒めれば、中火でも十分に調理できますよ。
回鍋肉まとめ
回鍋肉のような中華料理は色々な調味料が必要になって大変!と思われがちですが、無理に用意しなくてもOKです。例えば、大豆を発酵させて作られる「トーチ」ですが、これは風味を良くするために入れるものなので、無くてもおいしい回鍋肉は作れます。豚肉と野菜を合わせた時は、キャベツに味噌と肉の旨みが染み込むよう比較的しっかり炒めましょう。ちなみに、回鍋肉の付け合せには、青菜のニンニク炒めや中華ダレをかけていただく焼き茄子、スープ餃子などがオススメですよ。