電力の切替営業の見分け方!電話の特徴や回避する方法は?

電力の切替に関する営業電話は、
2016年の4月から開始された「電力自由化」に伴い、
一般家庭を中心に着信する機会が増え、
今でもたくさんの業者がセールスを行っています。

相手が商売でやっている事は百も承知ですが、
電気の契約を変えることはそう頻繁にあることでは無いため、
何度も電話がかかってくると鬱陶しいというのが正直なところ。

そこで今回は、

  • 電力切替営業の電話に見られる特徴
  • 電力系のセールス電話を避ける豆知識

といった内容を交えながら、
「電力系セールス電話の見分け方」について
詳しくお話ししていきたいと思います。

もくじ

電力の切替営業【電話の特徴】について

電力系の切替に関する営業電話を特徴別に分類すると、
主に以下のような2つのカテゴリーに分けられます。

  • 他社からの契約切替を促すセールス
  • エコキュート等の高額商品のセールス

他社からの電力契約切替を促すセールス

平日・休日を問わずよく掛かってくるのが、
「電力契約の切替を促すセールス」の電話です。

電力の自由化開始後は、既存の電力会社に加え
新しい電力会社が業界に参入し、
各社で自由に競争ができる状態になりました。

一般的に、電力契約は
「一家庭につき一社との契約」で事足りるため、
新電力として参入した会社は、
既に他の電力会社と契約している顧客のシェアを
奪わなければなりません。

そこで、電力契約の切替を促すために
一般家庭を主なターゲットにして
多数の営業電話を発信しているのです。

後で詳しく述べますが、基本的に
既存の大手電力会社はよほどの事が無い限り
営業電話をかけてはきませんので、
この手の切替営業の電話の相手は、
大手電力以外の「新興の電力会社」である可能性が高くなっています。

エコキュート等の高額商品のセールス

電力系の営業電話のうち、
特に土日や祝日、平日の夜を狙って掛けてくるのが
「エコキュート等の高額商品のセールス」の着信です。

エコキュートは、一台設置すると
一般的に100万円以上の金額が必要になるので、
それを売約した場合、業者側に大きな利益が発生します。

基本的に、一般家庭に対し、
人が在宅している可能性が高いとされる時間帯
(土日や祝日、平日の夕方~夜)に
電話をかけてくる傾向にあります。

セールス手法は「電話の大量発信」が基本

電力の切替、エコキュートともに
一度契約した人が何度も契約するような、
「人が頻繁に必要とするサービス」には該当しません。

そのため、契約してくれる人を
より効率よく探すために、殆どの場合
電話の大量発信をするといった
セールス手法が採用されています。

短時間に数百~数千人にものぼる電話番号に
コンタクトをすることで
契約してくれそうな人に当たる確率を高めているのです。

あまりにも大量に発信するため、
この手法を取り入れると、
セールスを受けた人達から迷惑に思われたり、
マイナスな印象を持たれるといったリスクが存在します。

それでも、数件でも契約に繋がれば
元が取れるといった算段なのでしょう。

現在もなお、このような電話の数が
減っていくような様子はありません。

特に、エコキュートの場合、
数千件電話をかけて、一件でも成約すれば
営業電話にかけたコスト以上の
見返りが業者に入ってきますので、
今後もこの営業手法を取る業者が減る事は無いと思われます。

大手電力会社の名前と権威性を利用したセールス

電力系の営業電話でよく見られるのが、
大手電力会社の名前を名乗ったセールスです。

東京電力や関西電力、中部電力など
電力自由化になる前から存在する
大手電力会社のネームバリューと権威性を利用して、
電話を受けた人物に話を聞いてもらおうとしてきます。

大手電力会社を名乗る事例

電力の切替やエコキュートの営業の際、
「〇〇電力の電気料金プランが~」等といって、
大手電力会社の名前を出し
電気料金が割引になるといったセールストークを行う業者が大変多い状況です。

電話をかける地方によって、
その地域に馴染みのある電力会社の名前を名乗り、
全国に電話をかけているという業者も中には存在しています。

詳細については、以下の事例が分かりやすいですので、
ぜひご参照いただければと思います。

⇒事例:「東京電力」を名乗り電力切替の営業をしてきた電話

悪質な電力業者の場合であれば、
こちらから聞かなければ自社名を名乗らず、
さらには隠したり、
嘘の名称を伝えようしてくる事もあります。

電力の切替営業電話を見分ける方法は?

ここで、電力の切替に関する営業電話を見分ける方法として、
有効だと思われる方法をいくつかご紹介します。

【その1】特に注意する局番は3つ!

1つ目の見分け方としてオススメなのは、
「3つの局番(先頭の番号配列)」に注意し、
その局番からの着信に出るのを控えることです。

注意すべき3つの局番は、以下の通り。

  • 03(東京都の市外局番)
  • 050(IPフォン)
  • 0800(フリーダイヤル)

電力系のセールス電話は、
これらの局番から掛かってくる確率が高いため、
この3種類の着信で、なおかつ
「あなたが心当たりの無い番号」である場合は、
出ないでおくのがオススメです。

【その2】平日の夕方か、休日に掛かってくる電話に注意

電力系のセールス電話は、
一般家庭をターゲットにしているケースが多く、
家族みんなで在宅していそうな機会を狙って発信してきます。

そのため、先程の3つの局番の条件とともに
「平日の夕方」もしくは「休日の全時間帯」に
掛かってくる「知らない電話番号からの着信」には
注意しておいた方が良いです。

上記のタイミングで掛かってくる電話には、
電力系のセールスが含まれている可能性が極めて高いため、
これらの電話を見分け、注意しておくだけでも、
かなりの確率で電力セールスを避けることが可能になります。

夕方以降の時間帯や休日は、
あなた自身がリラックスするための大切な時間です。

無駄な営業電話に付き合ったりせず、
ストレスフリーに過ごしましょう。

【その3】大手を名乗る「〇〇電力の申請業務」に注意

これは、電話を取ってしまった際に
注意すべきポイントとなります。

大手の電力会社を名乗り
「〇〇電力の申請業務を行っている」
と相手が言っている場合、
大手とは関連の無いセールスの可能性が極めて高いです。

これは、別の記事で解説しているので
詳細は省略しますが、
相手のいう事に「ハイ」と言っていると、
知らない間に電力会社が変更されてしまう危険性があるため厄介です。

嫌な予感がしたら、安全のために
すぐに電話を切りましょう。

【その4】キーワード「光熱費の」に気を付ける

必要なければハッキリ断るべし

これはどの業種でも変わりませんが、
サービスに興味が無かったり
現在必要が無いオファーなのであれば
「必要ありません」とはっきり断りましょう。

しっかりお断りすることで
「その業者からの回線セールスはお断り済み」
であるという実績ができます。

特定商取引法のルール「再勧誘の禁止」では、
一度お断りされた人に
再び営業電話をかけてはならないといった決まりがあるので、
セールスをお断りした実績がある場合、
同じネット回線業者があなたに対して
電話セールスをすることは不可能になるのです。

再勧誘の禁止は、特定商取引法の電話営業に関する
ルールの中でも有名ですので、
恐らくこれを知らない業者はいないとは思います。

興味が無いのに電話を取ってしまった場合は、ぜひお試しください。

まとめ:電力の切替営業電話で消耗しないために

電力系の営業電話は、夕方や休日など、
寛いでいる時間に掛かってくることが多いジャンルの着信です。

こうした電話に出ると、折角のリラックスタイムを中断され、
モヤっとした気持ちになってしまうため、
知らない電話番号からの着信であれば、出ないのが無難。

もし、うっかり出てしまった場合は、
不要である旨をしっかり伝え、早めに電話を切りましょう。

曖昧な返事をしていると、時間がどんどん奪われていきますので、
「迷ったら早めに切り上げる」という事を心掛けていくと良いでしょう。

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