09024390200【090-2439-0200】 から掛かってくる、
京都府警 や全国各地の県警などを名乗り、
「あなたの口座が犯罪に使われています」「あなた名義で携帯電話が
不正に契約されています」などと告げ、
強い口調で不安を煽ってくる詐欺電話の報告が全国で相次いでいます。
この番号からの電話は、
丁寧で落ち着いた話し方で始まりますが、
会話を続けていくうちに
次第に緊迫した調子へと変化し、
「捜査協力」の名目で身分証明証や
口座情報を提出させようと誘導してきます。
最終的には資産保護を装って、
現金やキャッシュカードの提出を
求めるという悪質な手口です。
突然の連絡に驚き混乱した状態のまま指示に従わせ、
冷静に判断する余裕を奪うことが目的であり、
心理的に追い詰めるために計算された話術が使われています。
詐欺電話で使われる典型的な誘導の流れ
この番号からの電話では、
以下のような流れで話が進められるケースが多く確認されています。
- 「京都府警捜査一課の〇〇です」と名乗る
- 「あなた名義の口座が詐欺事件に利用されています」と告げる
- 「携帯電話が複数契約され、犯罪に使われています」と伝える
- 「このままではあなたに逮捕状が出ます」と脅す
- 「潔白を証明するため捜査協力をお願いします」と要求する
- 「身分証を持って今すぐ出頭してください」と指示する
- 出頭が難しいと告げると「資産保護手続きに移ります」と誘導
- キャッシュカード・通帳・暗証番号・現金の提出を求める
会話中は常に強い危機感を与え、
冷静な判断をできない状態に追い込む点が特徴です。
詐欺師が多用する心理操作テクニック
電話の内容には、
人を焦らせ考える余裕を奪うための
心理操作が徹底的に散りばめられています。
よく使われるフレーズ例
- 「この電話は録音されています」
- 「この内容を他人に話すと捜査妨害になります」
- 「口外するとあなたに不利益が生じます」
- 「逮捕手続きがもう進んでいます」
- 「私たちはあなたを守りたいだけです」
一見するとこちらの味方であるかのように装いますが、
目的は金銭とカード情報の搾取です。
本物の警察が絶対に電話で行わないこと
実際の警察機関には厳格なルールがあり、
以下のような要求を
電話で行うことは絶対にありません。
- キャッシュカードや通帳の受け渡し
- 暗証番号の提示
- 現金を封筒に入れて渡す行為
- ATMでの振込や送金操作の指示
- 別の担当者への転送電話
- 資産保護名目の預かり行為
本物の捜査は必ず文書や正式な呼び出しで行われ、
電話のみで完結することはあり得ません。
このような電話を受けたときの正しい対処方法
不審に感じた時点で、
すぐに以下を実行してください。
- 会話を続けずすぐに電話を切る
- 内容を信じず、指示に従わない
- 相手の番号に折り返さない
- 家族・知人に必ず相談する
- 自分で警察署の公式番号へ電話して確認する
詐欺グループは電話を切らせないことを最優先にしているため、
切るだけで被害を防げる場合が多くあります。
もし被害に遭ってしまった場合
すでにカードを渡した、
暗証番号を伝えた、
ATM操作を行ったなどのケースでは、
迅速な対応が被害額を左右します。
- すぐに警察へ被害相談・被害届を提出
- 銀行へ連絡しカード停止・口座凍結手続き
- 携帯会社や金融機関にも不正契約を確認
- 可能であれば通話内容や封筒など証拠を保管
まとめ
09024390200【090-2439-0200】 から掛かってくる電話は、
公的機関を名乗って信用させ、
口座・携帯・捜査協力などを口実に
金銭やカード情報を奪う
極めて悪質な特殊詐欺です。
本物の警察は電話で
金銭を要求したりカードを預かったりはしません。
電話で「出頭」と言われたら、その時点で詐欺です。
不安を感じた場合は必ず電話を切り、
自分で警察署の公式番号へ問い合わせてください。
大切な財産を守るため、
一人で判断せず必ず相談してください。

