ここでは、近年急増している迷惑電話の一種である
「世論調査を称するアンケート電話」について、
利用されている電話番号の最新情報と
掛って来た場合の対策をまとめてお伝えしていきます。
世論調査を称するアンケート電話とは?
世論調査を名乗る電話は、
「政治や経済に関する意見を伺いたい」
「光熱費に関するアンケートです」
といったフレーズで始まることが多く、あたかも
公共性のある調査に見せかけています。
しかし実際には、質問に回答した後に
営業や勧誘につながることも否定できず、
信頼できる調査機関からのものでは無いケースも存在します。
特に自動音声で発信されている
「RDD方式」と呼ばれる無作為発信の
仕組みが多用され、一般家庭や個人
の携帯電話にまで無差別に電話が掛かってきている状況です。
よく使われる電話番号の例
世論調査を装った電話には、複数の番号が確認
されています。
以下は代表的なものです。
– 0800-123-7160(住宅関連アンケートを装う)
– 0800-170-6388(光熱費調査と称する)
– 0120-659-028(自動音声による世論調査)
これらの番号はインターネット上にも多数の
口コミが寄せられており、出ても意味がない・
営業に変わったといった声が目立ちます。
不審な番号に出てしまった場合は、冷静に対処
することが大切です。
世論調査を装う電話の手口
この手の電話は、最初はアンケート調査として
始まります。
「光熱費に関する質問」「政治に関する意見」
などを聞かれ、回答に応じると後半で営業に
切り替わるケースが多いのです。
また、あたかも公共機関や大手調査会社が行って
いるような口調で話すため、信じてしまう人も
少なくありません。
しかしその実態は、営業のきっかけ作りに過ぎ
ない場合がほとんどです。
さらに、自動音声での発信が主流になっており、
一度でも応答すると別の営業電話につながる
可能性があります。
こうした特徴を知っておくことで、不審な電話に
冷静に対応できるようになります。
実際の口コミ・被害報告の傾向
インターネット上には、世論調査を名乗る電話に
関する多くの口コミが投稿されています。
代表的な意見を挙げると以下のようになります。
- 「政治アンケートかと思ったら、最後は不動産投資の話になった」
- 「光熱費アンケートと称して営業電話につながった」
- 「自動音声で質問に答えると、後日別の番号から営業が来た」
これらの口コミからも分かるように、多くの人が
「最初はアンケートだが実際は営業」と感じており、
実態は迷惑電話そのものです。
対処法と注意点
興味がなければ出ない・掛け直さない
知らない番号からの着信は、無理に応答する必要
はありません。
特に世論調査を装う電話の場合、掛け直しても
営業電話に直結するため、無視が最も安全です。
すぐに切る
誤って出てしまった場合でも、不審な内容だと
感じたらすぐに切ることが大切です。
相手の話に付き合う必要はありません。
着信拒否
同じ番号から繰り返し着信がある場合は、着信拒否
設定を行うことでストレスを防げます。
スマホの標準機能や迷惑電話対策アプリが有効です。
公的窓口に相談・通報
しつこい電話や被害を受けた場合は、消費生活
センターや警察の相談窓口に通報しましょう。
相談することで、被害防止につながります。
家族内での情報共有
特に高齢者や一人暮らしの家族は、こうした
電話にだまされやすい傾向があります。
家族で「世論調査を名乗る電話は出ない」と
共有しておくことで被害を防げます。
まとめ
世論調査を称するアンケート電話は、実際には
営業や勧誘のきっかけとなるケースが大半です。
公的機関を装ったり、自動音声を用いた無差別
発信など、手口は巧妙ですが「不要なら出ない・
掛け直さない」が最も効果的な対応です。
着信拒否や迷惑電話対策アプリ、公的窓口への
通報、そして家族内での情報共有を徹底すること
で、安心して生活を守ることができます。
冷静な対応を心がけ、時間と安心を奪う迷惑電話
から身を守りましょう。