ここでは、最近発信数が増えている詐欺SMS「請求の件についてお返事が頂けておりません」について注意喚起情報をお伝えしています。
ショートメール文面の特徴や、不審な点の見分け方なども併せてご紹介しておりますので、参考にして頂けると幸いです。
請求の件についてお返事が頂けておりませんSMSの内容は?
まずは、問題の詐欺メール「請求の件についてお返事が頂けておりません」のSMS文面内容ご紹介します。
現在確認できているショートメールの文面は、以下のようなものになっています。
今後、新しいパターンが確認できた際には、こちらの事例に随時追加していく予定です。
ショートメール文面内容
請求の件についてお返事が頂けておりません。
本日中に担当丸山までご連絡下さい。
050-6879-●●●●
ちなみに、最後に記載されている電話番号は、6879以外の並びでも発信されている可能性があります。
そのため、連絡先として記載されている電話番号をチェックし、並びが異なる場合でも、この文面と類似しているのであれば注意が必要です。
メールの不審点な点の見分け方
今回の「請求の件についてお返事が頂けておりません」と同様のメールを受け取った際、不審な点を見分ける方法は、以下の手順となります。
- 会社名の有無
- 「何の」請求か具体的な記載はあるか?
- 本日中は「何月何日」のことか記載はあるか?
- 連絡先窓口の営業時間
会社名の有無
メール文面に会社名の有無を確認し、会社名が無いSMSであれば不特定多数に発信されている詐欺の可能性があります。
先程ご覧いただいた通り、「請求の件についてお返事が頂けておりません」のSMSには会社名の記載がありません。
会社名を記載せず請求の連絡を行う企業などあり得ないですので、この時点で「不審なメール」と判断し、無視するのが無難です。
「何の」請求なのか具体的な記載があるか?
「請求の件についてお返事が頂けておりません」の文面には、「何の」請求なのか?といった具体的な記載がありません。
購入した商品や利用したサービスの具体的な名称や金額など「請求に関する具体的な情報」を記載せず、単に折り返しの連絡を要求しているメールは詐欺でよく使われる手法の1つです。
具体的なことが書かれていないのであれば、対応の必要はありませんのでスルーしましょう。
本日中は「何月何日」のことか記載はあるか?
折り返し期限として「本日中に●●迄ご連絡ください」と書かれているだけで、それが「何月何日」かはっきりとした記載が無いのも、不審なメールによくある特徴となります。
なぜ日付が書かれていないのか?
それは、詐欺メールの送り主は、詐欺メールの文面を使いまわす際に「いちいち日付を変更するのが面倒」と考えているためだと考えられます。
「本日中にご連絡」という文面を見つけたら、その時点で詐欺を疑い、絶対に連絡しないよう注意しましょう。
連絡先窓口の営業時間
まともな企業であれば、請求の件で折り返し連絡を要求するのであれば、何時までに電話してきて欲しいのか窓口の営業時間まで案内するはずです。
詐欺に利用されるショートメールには、折り返しの窓口の営業時間が記載されていないことが多いので、何時から何時までの営業時間か書いていなければ、詐欺である可能性が高いです。
また、折り返し先の電話番号として「050から始まる番号」など発信者に通話料金を負担させるような番号を指定してくることが多くのも特徴です。
ここまでお伝えした3つの不審点と合わせて、営業時間の記載も無いようであれば、フィッシングや架空請求SMSとなりますので、絶対に連絡しないようにしましょう。
請求の件についてお返事が頂けておりませんSMS まとめ
今回は、フィッシングや架空請求SMSの一例として「請求の件についてお返事が頂けておりません」SMSの内容と、不審な点の見分け方についてお伝えしてきました。
このようなSMSは、内容を変更して何度も発信されることがあります。
着信した場合は、慌てて電話をかけないよう十分に注意してくださいね。
なお、以下の詐欺SMSも最近増えておりますので、似たようなメールが着信していないか併せてチェックしてみてください。
架空請求やフィッシングなど、詐欺の手口は日々進化しています。
今後も、詐欺被害に遭わないようにするために役立つ豆知識をはじめ、最新情報を随時更新していきますので、お役立て頂けると幸いです。