09024829572【090-2482-9572】 から掛かってくる、
警視庁捜査二課 や
京都府警 などを名乗り、
あなたのキャッシュカードが犯罪に使われているので、
捜査協力として身分証明証を持って出頭して下さいなどと言い、
最終的には金銭やキャッシュカードの提出を要求してくるという
極めて悪質な詐欺電話が全国各地で多発しています。
電話は突然かかってきます。
「重要なお知らせがあります」「あなたは捜査対象になっています」
「口座凍結の手続きが必要です」などと言って不安を煽り、
相手が冷静さを失ったところで金銭要求やカード提出へ誘導するという
非常に巧妙な心理操作が使われています。
警察を名乗る詐欺電話の実態
本件のような「警察を名乗る詐欺」は、
特殊詐欺の中でも特に被害が急速に増加している手口です。
詐欺グループは、電話の発信元として一般的な携帯電話番号
(070・080・090など)を用いているにもかかわらず、
「警視庁です」「京都府警本部の者です」などと権威性の高い名称を名乗り、
相手に信用させることを狙っています。
これは警察の名を騙ることで、
受信者に疑う余裕を与えず、思考を停止させるためです。
本物の警察官を名乗られると、多くの人が
「無視すると大変なことになるのでは」と感じてしまいがちです。
その心理を利用して、詐欺犯は次のステップへ進めてきます。
実際に使われる代表的な詐欺トーク例
- あなた名義の口座が詐欺事件に利用されています
- キャッシュカードが犯罪グループに流出しています
- 捜査協力のため出頭が必要です
- 身分確認のため免許証を持参して下さい
- 口座を保護するためカードを封筒に入れて提出して下さい
- 金融庁職員が伺いますので指示に従って下さい
- 他の人には絶対に話さないでください
こうした指示はすべて嘘です。
最初は「確認」「協力」「手続き」などと柔らかい言い方をしますが、
会話を続けるほど圧力を強め、最終的には
現金振り込みやキャッシュカードの提出へ誘導されます。
中には偽の警察手帳を提示する詐欺犯もおり、
被害者がその場で見せられて安心してしまうケースも報告されています。
警察が電話で行わないこと
実際の警察は、電話で市民に以下のような指示を行うことは絶対にありません。
- 口座番号や暗証番号を聞く
- キャッシュカードを渡すよう指示する
- 現金の振り込みや引き出しを求める
- 封筒にカードを入れて渡すよう求める
- 一人で来い、誰にも話すなと指示する
警察が正式に出頭を求める場合は、必ず書面で「呼出状」が届きます。
電話のみで出頭を命じることはありません。
また、押収物がある場合は複数の警察官が書類と共に手続きします。
個人宅へ一人で訪れ、その場でカードを受け取ることは絶対にありません。
この手口が成功しやすい理由
なぜ多くの人が騙されてしまうのでしょうか。
その背景には、現代の詐欺グループの巧妙な心理操作が存在します。
- 不安と恐怖を与え、冷静な判断力を奪う
- 権威性の高い組織名を使って信頼させる
- 時間を与えず即時対応を求める
- 会話を止めさせず相談する時間を奪う
- 録音や確認行動を妨害する
つまり、相手が冷静でさえなければ、
非常に簡単に詐欺側のペースに巻き込まれてしまうのです。
詐欺電話かどうか見抜くチェックポイント
- 見知らぬ携帯番号からの着信である
- 突然「事件に関係している」と言われた
- お金やカードの話が出た
- 情報を他人に話すなと言われた
- 急がせる、考える時間を与えない
これらのうち一つでも当てはまる場合、ほぼ確実に詐欺です。
もし電話を受けてしまったら
- その場で何も答えず即座に電話を切る
- 相手の指示に絶対に従わない
- 家族や知人へ必ず相談する
- 警察相談専用窓口 #9110 に問い合わせる
- 録音できる環境を整え、留守電設定を活用する
まとめ:その電話、100%詐欺です
09024829572【090-2482-9572】 を含む、
警察を名乗る不審な携帯番号からの電話は、
すべて詐欺だと考えて間違いありません。
大切なのは
「その場で判断しない」
「一度必ず電話を切る」
「一人で抱え込まない」
という3点です。
詐欺犯は不安と焦りを利用します。
だからこそ、冷静さを保つことが最大の防御になります。
困ったらまず相談しましょう
警察相談専用電話:#9110(全国共通)
特殊詐欺の被害は、情報を共有することで必ず防げます。
ご家族や高齢者にもぜひ伝えてください。
この記事が被害防止の一助となれば幸いです。

