最近、衣料品の値上がりが続いていますね。
5年くらい前であれば1着あたり1,000円台で購入できたスウェットも、今や価格は1着3,000円台なんて事がザラで、本当に高くなったと思います。
それでも、上には上があり、同じスウェットでも1万円をゆうに超える高価なスウェットも販売され、物価高の今でも根強い人気なのだとか。
ひと目見ただけでは3,000円台の安価なスウェットと変わらないよう思えるのですが、どこに「納得できるような差」があるのでしょうね?
今回は、1万円超えの高いスウェットと3,000円台の安いスウェットの違いについて、詳しく見ていきたいと思います。
高いスウェットと安いスウェットの主な違いについて
1万円超の高いスウェットと3,000円台の一般的かつ安価なスウェット、値段にこれほどの「差」が出る理由は一体何なのでしょう?
その違いは、主に以下のようなポイントがあります。
- 素材
- 生地の作り
- 人件費
- ブランドの有無
素材の違い
高価なスウェットは、安価なスウェットと比べ、そもそも素材から違いがあることが多いです。
例えば、スウェットを製造する際の素材として「綿」が使用されますが、産地や生育方法が他の安価な綿花と明らかに差がある高級な綿を使用している場合は、スウェット自体の価格も跳ね上がります。
また、スウェットには綿100%のものもあれば、綿とポリエステルを混合して使用しているものなど様々です。
高級な素材が原料としてどの程度の比率で使用されているか?といった事も、価格の差の原因として考えられます。
生地の作り
高いスウェットは、安いスウェットに比べ「生地の作り」からして異なるという場合も多いです。
生地の編み方にこだわり、触り心地がなめらかで柔らかい風合いを出すために、昔の製法で手間暇かけて生地を作っているメーカーも存在します。
そういったケースでは、高品質な生地ができる分「大量生産することによりコストを下げる」という手法が通用しないため、製品そのものが高価になります。
人件費
高品質のスウェットを作るために、人の手で1着ずつ丁寧に加工を施している場合は、当然ながら人件費も価格に上乗せされます。
人件費が高い国で生産している製品は、人件費が低い国で生産している製品よりも価格が高くなる傾向があります。
ブランドの有無
有名ブランドの製品で「ブランドのロゴが入っている」という理由も、高額な価格設定になっている原因の1つとなります。
中には、ノンブランドのスウェットと比較して殆ど品質に差が無くても、ブランド品というだけで価格が吊り上がる場合もあります。
高いスウェットと安いスウェットの違いは「洗濯した後」に分かる!
実は、高いスウェットと安いスウェットの違いを簡単に体験できる方法があります。
それは、スウェットを洗濯機を使って洗濯してみることです。
これは私が体験してみて分かったことなのですが、安いスウェットは、2~3回の洗濯ですぐに生地がへたってきて、新品の時のような「しっかりした感じ」が失われてしまうんですよね。
家で部屋着として着る分には全く構わないけれど、外に着ていくにはちょっと・・・という感じです。
それに対して、高価な部類のスウェットは、2~3回の洗濯くらいでは柔らかい風合いや肌触りが失われず、生地がへたらりませんでした。
結果的に、美しい状態で長く着用できています。
今、家にあるスウェットは、1万円超とまではいきませんが、5~6,000円で購入したもの。
かれこれ5年以上使っていますが、生地の触り心地が良く、まだまだ現役です。
あまり安いものを選ばず、それなりの価格のスウェットを選んだ方が長く利用できるため、コスパが高いかも知れません。
高いスウェットと安いスウェットの違い まとめ
高いスウェットと安いスウェットは、洗濯せず1回きりの利用であれば、それほど使用感に大差は無いのかも知れません。
しかし、洗濯という「衣料品にとっては過酷な状況」を経験させることでその差は明らかに。
やはり素材にこだわったり、工程にこだわることで、より強い生地ができるのでしょう。
興味がある場合は、価格差のあるスウェットを1枚ずつ購入し、2~3回の洗濯でどのような変化の差が表れるのか、一度お試しになってみると良いかと思われます。