水筒の麦茶が変な味になる原因は?放置して腐るまでの時間や対策も紹介!

水筒の麦茶が変な味になる原因は?放置して腐るまでの時間や対策も紹介!

水筒に麦茶を入れると、なぜか飲んだ時「変な味」になっていたという経験はありませんか?

水筒に入れてから、それほど時間は経っていないにも関わらず、味がまずくなるなんて納得いきませんよね。

ここでは、そんな疑問を解決すべく、水筒の麦茶が変な味になる原因をはじめ、放置してから腐るまでの日数や、変な味にならないようにする対策方法についてご紹介していきます。

もくじ

水筒の麦茶が変な味になる原因は?

まずは「水筒の麦茶が変な味になる原因」について。

水筒の麦茶の味を変な味にしてしまう原因としては、以下の「3つのこと」が考えられます。

1:麦茶の酸化

2:麦茶のパックが古くなっている

3:水筒の雑菌

それでは早速、これらについて詳しく見ていきましょう。

原因1:麦茶の酸化

1つ目の原因として考えられるのが、麦茶の酸化です。

植物を原料とするお茶類全般には、「タンニン」という成分が含まれているのですが、このタンニンが持つ「抗酸化作用」により、お茶の風味が悪くなってしまうことがあります。

タンニンの抗酸化作用とは自らが酸化することで、他の成分を酸化から守るといった働きのことで、酸化したタンニンがお茶の質を変化させ、味をまずくさせている原因になっているのです。

ただ、麦茶のタンニン含有量は、原料の種類にもよりますが100mlあたりの含有量は0~10mg程度と少ないため、麦茶は他のお茶類に比べ、タンニンの酸化による影響を受けにくくなっています。

しかし、それでも空気に触れれば少なからずは酸化していきますので、なるべく空気に触れないよう注意するべきです。

原因2:麦茶のパックが古くなっている

麦茶のパックが古くなっていると、時間の経過により「パックの中身の大麦」の質が劣化するため、出来上がった麦茶の風味が落ち、味がまずくなります。

実は私、この間「消費期限が約2年前」の麦茶パックで作った麦茶を飲んでしまった事があるのですが、あまりのマズさにビックリしちゃいました!

「どうしてこんなにマズいんだ?」と思って箱を見たら、賞味期限が2年前の夏・・・。

こんな風に、ひどい目に遭うこともありますので、麦茶を作る前には賞味期限を必ずチェックし、古ければ「勿体ない」とは言わず、思い切って捨てることをオススメします。

原因3:水筒の雑菌

「水筒って密閉されているから、雑菌が入りにくいのでは?」と思われるかもしれませんが、ここで問題になるのは、外から入ってくる雑菌よりも、むしろ「水筒の内部にいる雑菌」の方。

水筒は、たとえ毎日洗っていても、飲み口やパッキン・水筒の底など、細かい部分に汚れがたまっていき、そこに雑菌が付着し、汚れをエサに繁殖していきます。

とくに、毎日麦茶などお茶類を入れている場合は注意が必要!

細かい部分に残った茶渋が、細菌の繁殖の温床となるからです。

こうして水筒内部で繁殖した雑菌は、水筒に入れた麦茶の質を著しく劣化させ、麦茶の味を「変な味」に変えてしまいます。

それに加え、麦茶と一緒に雑菌を飲んでしまうことになるので、お腹を壊したりするなど身体に害を及ぼす可能性もあり非常に危険です。

水筒の麦茶を放置して腐るまでの時間は?

では、水筒の麦茶を放置しておけば、どれくらいの時間で腐るのでしょう?

最近の水筒は昔に比べてかなり性能が良くなってきていて、保温・保冷機能がある水筒であれば、6時間程度は飲み物の温かさ・冷たさをキープできるようになってきています。

しかし、それを過ぎると徐々にぬるくなっていき、半日も経てば細菌の増殖に好ましい温度帯に到達。

そこで麦茶の腐敗が一気に進んでいきます。

また、麦茶には、細菌のエサとして好ましい「デンプン質」が豊富に含まれているうえ、一般的なお茶類に含まれる抗菌成分「カテキン」が入っていないため、
細菌の増殖にはまさに「うってつけの環境」なのです。

こういった点から、水筒を放置して腐るまでの時間を考えると、麦茶の淹れ方・水筒の内部の細菌の状態など条件によって異なりますが、水筒に入れてから半日(12時間)以上たった麦茶は、すでに腐敗し始めていると思っておいた方が良いかと思われます。

水筒に入れてから半日(12時間)より短い時間であっても、水筒内の麦茶が腐ると、ぬめりが出てきたり、酸っぱい臭いやカビが生えるなど異変が生じるので、ちょっとでも「変だな」と思ったら、飲まずに捨てましょう!

水筒の麦茶が変な味にならない対策方法について

水筒の麦茶が変な味にならないようにするには、「酸化」「劣化」「細菌の繁殖」これら3つの対策を十分に行うことがポイントです。

具体的には、対策として次のような方法を行うのがオススメです。

水筒内部の汚れを念入りに取ること

まずは、麦茶を入れる水筒の対策から!

せっかく美味しい麦茶を作っても、水筒の中に雑菌が付いていれば、麦茶の味が台無しになってしまいます。

なので、水筒内の飲み口、パッキン、底の方など、普段なかなか取りにくい場所の汚れを念入りに落とし、細菌の付着と繁殖を防ぎましょう!

水筒内部の「取りにくい汚れ」を落とすのに役立つのが、重曹・クエン酸・酸素系漂白剤の3点。

体に害の無いものを使いたいなら、重曹かクエン酸を使うのがおすすめ。

たいていの汚れ落としならば、これら2つがあれば事足りることが多いです。

使う量は、1リットルのぬるま湯に大さじ1杯程度が目安です。

そして、どうしても取れないガンコな汚れがある時には、酸素系漂白剤を使うのがおすすめですよ。

ここで気を付けるべき点は、漂白剤の種類を間違って、塩素系の漂白剤を使ってしまうと、水筒のステンレスを傷つけてしまうため注意が必要。

なので、漂白剤の表示が必ず「酸素系」であることを確認してから、水筒の漂白に使用してくださいね。

水出しより煮出しの麦茶を使うこと

水出しの麦茶は、煮沸されていない分、煮出しの麦茶よりも細菌が繁殖しやすくなっています。

また、水出しの方が抽出するまで時間がかかるため、容器の中にパックを入れっぱなしにする時間が長く、そこから空気による酸化・劣化もしやすいので、水筒に入れて持ち歩く時には「煮出しの麦茶」を使いましょう。

麦茶のパックはすぐに取り出す

煮出しの麦茶を使う場合でも、ティーパックを入れっぱなしにしていると酸化が早まり、麦茶の風味が劣化する原因となります。

また、パックの中から麦のデンプン質が続々と溶けだしてくるので、細菌の繁殖の原因にもなります。

なので、「煮沸しているから大丈夫」と過信せず、煮出した後はすぐにパックを取り出しましょう!

水筒の麦茶が変な味になる原因 まとめ

麦茶の酸化と劣化、細菌の繁殖についてしっかり対策を行えば、水筒に入れても大丈夫!

暑い季節はコールドで、寒い季節はホットで。

水筒に入れてお出掛けし、美味しい麦茶を1年中いつでも楽しむことが可能になります。

もし「水筒に入れた麦茶って、なんか美味しくないよね・・・」と思っているなら、今回ご紹介した対策方法をぜひ試してみてください。

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