05030321932【050-3032-1932】 からかかってくる
M&A総合研究所 と名乗る電話は、
「資本提携の件で、代表者の方にお繋ぎください」などと
誘導してくる営業電話として、多くの企業や個人事業主が
困惑させられているケースが増加しています。
本記事では、この電話の特徴や注意点、
断り方、そして安全な対応方法について、
詳しく解説していきます。
はじめに
近年、事業承継やM&A市場の拡大に伴い、
仲介業者やコンサルティング会社を名乗る
営業電話が急増しています。
特に IP電話番号である 050番号は、
取得が容易で実体の不明な業者も混ざっているため、
警戒が必要です。
05030321932【050-3032-1932】 からの電話は、
「M&A総合研究所」と名乗り、
「御社の事業に出資を希望している企業がある」
「事業譲渡・業務提携について提案したい」
「極秘案件なので代表者に直接話したい」
などと急かすケースが多いとされています。
しかし、このような電話の多くは、
良い条件を提示するように装いながら、
実際には情報収集や強引な営業、
あるいは不当な手数料請求につながる例もあり、
慎重な対応が必須です。
電話のよくあるトーク例と特徴
- 「事業内容に興味を持っている買い手がいます」
- 「ぜひ代表者の方と話をさせてください」
- 「資本提携の可能性があります」
- 「業務提携を検討している企業がいる」
- 「ご安心ください、費用は一切かかりません」
- 「他社へはまだ話していない極秘案件です」
一見魅力的な話に聞こえますが、
これらは強引に会話を進めるための典型的なフレーズです。
また、実際に話を進めていくと、
次のような要求へと発展するケースが多く見られます。
よくある展開パターン
- 経営状況や売上、顧客数など詳細情報を聞き出す
- 正式な商談と称して面談へ強引に誘導
- 資料請求や審査名目でデータ提出を要求
- 契約前の調査費・着手金を請求
- 途中解約できない契約を急かして結ばせる
特に M&A 仲介業では、本来
「成功報酬制(成果が出てから支払い)」
が一般的であるにも関わらず、
悪質なケースでは調査費名目で高額請求される被害例も
確認されています。
不自然なポイントと注意すべきサイン
- 会社の所在地や担当者名の説明が曖昧
- すぐに代表者を出せと急かす
- 事前資料やメール送付の要求がないまま面談へ誘導
- こちらの情報ばかり聞き出す
- 「極秘」や「特別案件」など心理的に焦らせるワードを多用
正規のM&A仲介であれば、
企業概要や実績、担当者氏名、法人番号、
業務委託契約書などがきちんと提示されるはずです。
それらを曖昧にする業者は要注意です。
電話中に絶対してはいけないこと
- 売上や資本金、顧客情報など内部情報を教える
- 契約内容を確認せずに承諾する
- 前払い費用の支払いに応じる
- 相手からの指定連絡方法だけで連絡を取る
情報は一度渡してしまうと、
取り返すことができません。
安全な対処方法
- 会社名・担当者名・所在地を明確に確認する
- 法人番号検索などで実在企業か調べる
- 必ずメールや書面で情報を要求する
- 第三者(弁護士・会計士・M&A専門家)に相談する
- 即答せず、検討の時間を必ず確保する
角が立たない断り方
- 「外部からのM&A提案は受けない方針です」
- 「専門家に依頼しているため御社とは対応しません」
- 「必要な場合はこちらから連絡しますので結構です」
無理に相手する必要はありません。
まとめ
05030321932【050-3032-1932】
からの電話は、「M&A総合研究所」を名乗りながら
資本提携や事業譲渡の話を持ちかけ、
代表者との接触を急かす営業電話として
多くの企業が困惑させられています。
話が魅力的に聞こえても、
情報収集や高額請求に誘導される危険性もあります。
即答せず、必ず書面確認、
第三者への相談、企業実在性のチェックを徹底し、
不安を感じたら冷静に断ることが安全です。
経営者を狙った営業電話は今後も増え続けます。
慎重な対応が、会社を守る最大の防御になります。

