エビマヨのレシピで、材料のところに
練乳(コンデンスミルク)と記載されていることがありますが、
なぜエビマヨに練乳を入れるの?
というような感じで、疑問に思ったことはありませんか?
実は、エビマヨと練乳の組み合わせは、
家庭のエビマヨを手早く専門店の味に近づける
「とっておきの時短テクニック」に欠かせないコンビネーションなのです。
ここでは早速、
- エビマヨに練乳をなぜ入れるのか?理由の詳細
- 家庭に練乳がない時、代用品として使える食材や調味料
- 本格エビマヨが簡単に作れるレシピ
について、詳しくお伝えしていきます。
エビマヨに練乳をなぜ入れるのか?理由の詳細について
エビマヨは、海老に衣をつけて揚げ、マヨネーズを絡めて仕上げる人気の中華メニュー。
料理名から考えると、
マヨネーズさえあれば作れるのでは?
と思われるかもしれませんが、
実はこれだけだと美味しく仕上がりません。
これには訳があり、衣をつけたアツアツの海老をマヨネーズで和える際、熱によってマヨネーズの成分(卵と油分)が分離し、海老と馴染みにくくなってしまうからなのです。
分離すると油っぽくなって、見栄えも良くないの。
そんな困った状態を解決してくれるのが、
今回の主役となる「練乳」です。
この「練乳」に含まれる乳脂肪分が、
熱によるマヨネーズの成分の分離を防ぎ、
海老とマヨネーズを馴染みやすくする役割を果たしてくれるのです。
また、練乳を入れることでコクも加わるため、濃厚で味わい深いエビマヨに仕上がるというメリットもあります。
つまり、入れるだけで即「専門店の味」に近づけることが可能。
時間や手間をかけず、手軽に家庭のエビマヨをワンランク上の仕上がりにしたい場合は、絶対に用意しておきたいアイテムです。
練乳の代用品として使える食材は?
もし、エビマヨを作る際、家に練乳が無かったり、うっかり買い忘れてしまった場合は、練乳の代用品として使える食材があるのでご安心ください。
練乳の代用品として使える食材としては、以下のようなものがあります。
- ヨーグルト
- はちみつ+牛乳
練乳の代用品1:ヨーグルト
1つ目の代用品は、お馴染みの「ヨーグルト」。
ヨーグルトは練乳と同様、乳脂肪分を含んでいるので、海老とマヨネーズの「つなぎ」としての役割を果たしてくれます。
そのまま使っても構いませんが、予め水気を切っておいた「水切りヨーグルト」を使うと水っぽくなりにくく、濃厚な味に仕上がるのでオススメです。
練乳の代用品2:牛乳+はちみつ
練乳の代用品として「牛乳+はちみつの組み合わせ」もオススメ。
予めマヨネーズに牛乳とはちみつを混ぜ、それを海老と絡めて仕上げます。
混ぜる比率としては、マヨネーズ大さじ2杯に対し、牛乳とはちみつを大さじ1杯ずつという感じです。
牛乳だけだと水っぽくなってしまいますが、はちみつをプラスして「とろみ」が補われ、美味しく仕上がります。
お店の味を自宅で再現!簡単&本格エビマヨのレシピを紹介!
ここで、練乳を使って手早く作れる「本格エビマヨ」のレシピをご紹介します。
- 材料
- 調理前の下ごしらえ
- 調理手順
といった順番でご紹介していきますので、一緒にチェックしていきましょう♪
まずは材料から。
本格エビマヨの材料
- 大きいサイズのエビ:12尾(生でも冷凍エビでもOK)
- 豆苗:1/2パック
- 天ぷら粉:大さじ4杯
- 片栗粉:大さじ5杯
- マヨネーズ:大さじ3杯
- ケチャップ:大さじ1杯
- 練乳:大さじ1杯
- 水:大さじ3杯
- 塩:少々
調理前の準備・下ごしらえ
調理前に行う準備・下ごしらえの行程は、以下の3つ。
手早く調理をするうえで重要となりますので、忘れずに行っておきましょう。
- エビの下ごしらえ
- 付け合せの用意
- ソースの下ごしらえ
エビの下ごしらえ
エビは洗って殻をむき、キッチンペーパー等で水分をよく拭き取ります。
水気を拭き取る理由は、揚げるときの「油はねを防止」するためです。
殻をむいた冷凍エビを使用する場合は、流水で解凍してからキッチンペーパーで拭きましょう。
水分を拭き取ったら、お腹側から切り開いて内側に2,3本ずつ切り目を入れ、筋切りにします。
付け合わせの用意
豆苗は、エビマヨを彩りよく仕上げるための「付け合わせ」として使います。
根の部分を切り離し、3~4㎝位の長さに切り、フライパンで1分程度サッと炒めておきます。
ソースの下ごしらえ
ボウルにマヨネーズ・ケチャップ・練乳・塩を入れ、よく混ぜ合わせておきます。
ここまで出来たら、準備はOK!
早速調理に取り掛かりましょう♪
調理手順
準備・下ごしらえが完了したら、以下の手順に沿って調理をしていきましょう。
- エビの衣を準備する
- 片栗粉をまぶす
- 油の準備
- エビを油で揚げる
- 油を切る
- ソースに絡める
- 盛り付け
手順1:エビの衣を準備する
ボウルに天ぷら粉(大さじ4)と水(大さじ3)を入れ、軽く混ぜ合わせ、エビを揚げる際に使う「衣」を作っておきます。
手順2:片栗粉をまぶす
下ごしらえしたエビに片栗粉をまぶします。
余分な粉は、手ではたいて落としましょう。
手順3:油の準備
フライパンに油を1㎝くらいの深さに入れ、火を点けます。
手順4:エビを油で揚げる
油の温度を確認するため、油に菜箸の先を入れてみます。
シュワシュワ泡が勢いよく上がる状態であれば、揚げ油の温度が適温(170~180℃程度)になっている目安となります。
油の温度が適温になっていることを確認した後、エビを天ぷら粉の衣にくぐらせ、油で揚げましょう。
揚げる時間は、5分程度を目安に「衣の色が美味しそうに色づいてきたな」と感じるくらいまで。
焦げないよう注意しながら揚げましょう。
手順5:油を切る
エビの全体がカラリと色良く揚がったら、油から上げ、よく油を切りましょう。
手順6:ソースに絡める
下ごしらえの行程で作っておいたソースに、揚げたてのエビを絡めます。
手順7:盛り付け
付け合わせの野菜を皿に敷き、その上にエビを盛り付けて完成です!
彩りが良くで美味しそうですよね。
出来立てアツアツのうちに頂きましょう♪
エビマヨをカロリーオフにする方法は?
エビマヨのカロリーって高いんでしょ?
美味しくカロリーオフにする方法は無いの?
はい。カロリーオフ用のレシピもあるので、早速ご紹介していきますね♪
エビマヨのカロリーは、作り方にもよりますが、1人前あたり370kcal~400kcal程度。
そのカロリーの大部分が「マヨネーズ」と「エビを揚げた時の衣」に由来するものなので、エビマヨのカロリーを抑えるには「マヨネーズか衣のカロリーを抑える」ということが肝になってきます。
方法その1:マヨネーズのカロリーを抑える
まずは、マヨネーズのカロリーを抑えるという方法です。
マヨネーズの使用量をいつもの半分に減らし、そこにマヨネーズの風味を生かしつつカロリーオフできる食材を追加していきます。
この時、カロリーオフ食材として使用するのは「水切りヨーグルト」。
マヨネーズと水切りヨーグルトを1:1の割合になるよう混ぜ、普段と同じ要領でエビマヨ作りの際に利用すればOKです。
カロリーオフにするなら、水切りヨーグルトだけ使えば良いんじゃない?
と思われるかも知れませんが、水切りヨーグルトのみを使用すると、濃厚さやコクがなく、ちょっと物足りない感じになってしまいます。
なので、マヨネーズの持つ濃厚さとコク深い味わいを生かしつつ、程よくカロリーオフができる1:1の比率がオススメです。
方法その2:衣のカロリーを抑える
衣のカロリー対策としては、衣が吸いこむ油の量を減らすことが最も手っ取り早い方法となります。
おすすめなのが、ノンフライヤーを利用し「揚げない調理法」でエビを仕上げること。
通常の調理法だと、エビの衣が油を吸ってしまいますが、ノンフライヤーで調理すると衣に油を吸わせずカラリと仕上げることができます。
火を使わないので安全ですし、何より面倒な油の後始末をしなくてもよいのがすごく楽。
後片付けの時短になるのも嬉しいポイントですよね♪
エビマヨのかさまし野菜オススメはコレ!手軽にボリュームUP
育ち盛りの子どもがいる家庭などでは、通常の量のエビマヨではもの足りなく感じてしまうかも知れません。
そんな時には、エビマヨに野菜を加えてボリュームアップしてみましょう。
エビマヨの「かさ増し」に使える野菜は色々とあるのですが、特におすすめの野菜は「さつまいも」。
さつまいもをエビと同じ位の大きさに切り、エビと同様の下ごしらえをしてカラリと揚げましょう。
揚げ時間はエビより5分ほど長くかかりますが、箸がさつまいもに通るくらいになればOKです。
色よく揚がったエビとさつまいもの相性は抜群!
腹持ちが良く、満足感もアップするので、ぜひお試しください。
エビマヨに練乳をなぜ入れる?理由と代用品に使える食材・調味料 まとめ
- エビマヨに練乳を入れる理由は、マヨネーズの成分の分離を防ぐため
- 練乳がエビとマヨネーズを絡めやすくする役割もある
- 家に練乳が無い場合は「代用品として使える食材」を活用
- エビマヨのカロリーオフは、衣かマヨネーズのカロリーを抑えればOK
- かさ増し野菜でボリュームアップするのもオススメ
練乳を使えば、手早く簡単に「お店で出てくるようなエビマヨの味」に仕上がり、外食に行かなくても本格的な中華を堪能できますよ。
今夜の献立がまだであれば、ぜひお試しください☆