ここでは、家庭で作ったハンバーグが焼いた時に上手くまとまらず、ボロボロと崩れてしまうというお悩みの解決方法についてご紹介しています。
- ハンバーグが上手くまとまらない原因は何?
- ハンバーグがボロボロに崩れてしまうのを防ぐ対処法
- ハンバーグの失敗作をリメイクする方法
これらの項目に焦点を当て、家庭のハンバーグを美味しく仕上げるための豆知識について詳しく解説していきます。
それでは、早速いってみましょう!
ハンバーグがまとまらない原因は一体何なのか?
まずは「なぜハンバーグがまとまらないのか?」といった原因について詳しく見ていきましょう。
主な原因と考えられる項目は、以下の3つとなります。
【ハンバーグがまとまらない原因1】ハンバーグのタネの「こね方」
一つ目の「ハンバーグがまとまらない原因」として考えられるのは、
「ハンバーグのタネのこね方が足りない」ということです。
こね方が足りないと、タネの中に所々空洞ができている状態となり、焼いた時に空洞のある場所から亀裂が入り、ハンバーグがボロボロに崩れてしまいます。
【ハンバーグがまとまらない原因2】玉ねぎを入れ過ぎている
ハンバーグ作りの際、みじん切りした玉ねぎをタネの中に入れる場合は「入れる量」に注意してください。
もし、玉ねぎを入れ過ぎてしまうと、あちこちに空洞が出来てしまうため、多めに手でこねてもタネのまとまりが悪くなり、焼くとボロボロ崩れる原因になってしまいます。
【ハンバーグがまとまらない原因3】タネに「つなぎ」が入っていない
ハンバーグのタネに一切「つなぎ」を入れていない時も、ハンバーグのタネがまとまりにくく、焼く時に崩れやすくなります。
タネがまとまりにくいと「成形しにくい」といったデメリットもあるので、その点も考慮すると、つなぎは入れた方が良いでしょう。
ハンバーグがボロボロに崩れてしまうのを防ぐ対処法について
さて、ハンバーグがまとまらない原因が分かったら、
次は「ハンバーグがボロボロに崩れてしまうのを防ぐ対処法」について詳しくチェックしていきましょう!
対処法その1:ハンバーグのタネを適度な回数・時間でこねる!
先程「ハンバーグのタネのこね方が足りないと、上手くまとまらない」といったお話をしましたが、逆にこね過ぎるのも厳禁。
タネが柔らかくなりすぎて「ベチャッ」とした感じになり、ふっくら焼きあがりません。
大切なのは、タネを「適度に」こねること。
ハンバーグのタネをこねる時間については、私が実際にやってみたところ4~5分くらいでタネのまとまりが良く、焼いても崩れず綺麗な仕上がりになりました。
ハンバーグのタネ全体の見た目が白っぽく変化し、粘り気が出てくる状態になればOKです。
手の大きさや体温によっても手でこねる回数や時間は異なってきますので、見た目や粘り気がどのような状態になっているのか、タネの状態を確認しながら微調整していくのがおすすめです。
対処法その2:玉ねぎは「ひき肉の量とのバランス」を考えて入れる!
玉ねぎの量は、ハンバーグのタネに使用する「ひき肉の量」を基準とし、バランスの取れる量を考えて入れることが大切です。
玉ねぎの量は少ない場合、成形や焼き上がりにさほど問題にはなりませんが、多すぎた場合は焼いた時に玉ねぎがボロボロ崩れてきて綺麗に焼き上がりません。
目安として、「ひき肉200gに対して玉ねぎ8分の1個以下」にしておくと、焼いた時に型崩れしにくいのでオススメです。
対処法その3:ハンバーグのタネに「つなぎ」を入れる
ハンバーグのタネに入れる「つなぎ」といえば、やはりパン粉でしょう。
つなぎとしてパン粉を入れておくと、タネのまとまりが良くなるのに加え、焼いた時にパン粉が肉汁を吸って膨らみ、ふっくらジューシーなハンバーグに仕上がるといったメリットもあります。
パン粉が無い場合は食パンをトーストにし、細かく砕いて入れればOKです。
しかし、時には「パン粉も食パンも無い」という場合もあるでしょう。
そんな時は、家庭にある「とろみのあるソース類」を入れるのがオススメ。
とんかつ用ソース・中濃ソース・お好み焼き用ソースはもちろん、意外なことにスイートチリソースも焼き上がった時の味わいが良かったので、個人的にはイチオシです。
対処法その4:焼く時の火加減に注意!
ハンバーグがボロボロに崩れてしまうのを防ぐ最後の対策として、焼く時の火加減に注意してみましょう。
形を崩さないためには、最初に中火でハンバーグの両面を素早く加熱し、表面だけを固めてしまうのが有効です。
ハンバーグの表面を固めたら、弱火にしてフタをかぶせ、内部までじっくり熱を通しましょう。
こうすると形が崩れにくく、肉汁がハンバーグの外へ逃げにくいためジューシーさも増して一石二鳥です。
ハンバーグの型崩れに悩んでいるなら、ぜひお試しください!
崩れてしまったハンバーグの失敗作をリメイクする方法
さて、崩れてしまったハンバーグですが、これを美味しくリメイクする方法がいくつかありますので、早速それらについてご紹介していきます。
【ハンバーグ失敗作リメイク1】オムレツ
崩れてしまったハンバーグは、オムレツの「中身の具」として使うのにはピッタリなんです。
ハンバーグの失敗作をフォーク等で砕き、それを卵に包めば「ふんわりオムレツ」に変身!
もし、包む時に多少型崩れしても、上からトマトソースやチーズ等をかければ、それなりにオシャレに仕上がりますよ♪
【ハンバーグ失敗作リメイク2】ガパオライス
崩れてしまったハンバーグを細かく砕き、オシャレなガパオライスを作るという手もあります。
本格的なガパオライスの味付けにはナンプラーが使われていますが、なかなか家庭にナンプラーは無いですよね。
そんな時は、代用品として焼肉のタレ(辛口)もしくはスイートチリソースで味付けするのが個人的にはオススメです。
心地よい辛味とコクが出て、食欲をそそること請け合いですよ。
【ハンバーグ失敗作リメイク3】ミートグラタン
崩れたハンバーグとナスをグラタン皿に入れ、トマトソースとチーズをたっぷりかけてオーブンで焼くと、美味しいミートグラタンになります。
チーズがかかっているため、ハンバーグの型崩れなど全く気になりません。
上にパセリ等をふりかければ、オシャレな一品の完成です。
ハンバーグがまとまらない原因とボロボロ崩れるのを防ぐ対処法 まとめ
最後に、今回のお話の要点をさらっとまとめます。
ハンバーグがまとまらない原因と考えられる3項目は、こちら。
- ハンバーグのタネのこね方(こねる回数や時間)が足りない
- 玉ねぎの入れすぎ
- タネに「つなぎ」を入れていない
そして、ハンバーグがボロボロ崩れるのを防ぐ対処法は、以下の4つの方法となります。
- ハンバーグのタネを適度にこねる
- 玉ねぎの量を適量に調節
- ハンバーグのタネに「つなぎ」を入れる
- 焼くときの火加減に注意する
手元に残った、ボロボロに崩れてしまっているハンバーグは、
「崩れた状態をそのまま活かしたリメイク方法」がオススメですよ~。
ハンバーグが上手くまとまらない場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。